とにかくな1日

今朝は大霜。6時の気温−1℃。

−1℃って、こんなに寒かったかと自分の感覚を疑うぐらい冷たい朝の採卵作業。

指先が言うことをきかずタマゴを何度が落として割った。

餌入れをIさんが始める八時半までは一人作業なので、2度目の失敗までは自分に対して小さな舌打ちをするぐらいで済んだが、

3度目に落とした時に、冷たくなった指先で作業が思うように進まない苛立ちが爆発し「あぁぁーもぉぉぉ!!」と大きな声が口をついて出た。

大きな声に驚いた鶏舎の鶏が騒ぎ、何事か分からない隣の鶏舎の鶏もつられて騒ぐ、おまけに作業場でうたた寝していた犬まで吼えた。

とにかく寒い朝だった。

仕事を終え、年が明けてはじめてFさんと食事に行った。

いつもなら彼が食事をする様子を見ながら、私は酒を飲み、言葉をボツボツ投げるのだが、今夜は彼と同じように丼を持ち、飯と肉を交互に一心不乱で口に運んだ。

あまりにも勢い良く食べすぎて早々と店を後にし、時間があったのでフジグランでお土産を買うよう彼に勧めて、一緒にドーナツをゆっくり眺め買い物をした。

少しの気分転換になってくれれば嬉しいが、もしかすると、そうでもないかもしれない。

とにかく腹は一杯になったことだけは確か。

あだちまさし。