むし風呂の水曜日でした


朝5時半、日課のゴミに火をつけて燃やした。その火が消えるころの6時半ごろ、鶏舎でタマゴを集めるにも不自由なほど真っ暗になり、バリバリッ!と雷が乾いた
音をたて至近距離で炸裂をはじめた。日本の気象は激しくなった。犬はこの騒動で萎縮した。
楠町在住の漫画家、橋本いわおさんのお宅にタマゴをお届けして奥さまに「玄関に飾ってあるこの絵を売ってくださいませんか。」とお願いした。満月の夜、千枚田の数だけうつしだされた月の構図。そこに橋本さんの河童がいる。月はひとつでも映し出す数だけの月になる・・・わたしには感動できる作品である「主人につたえておきましょうね」ということになった。
朝から降った雨に南からの湿った風が吹き込み、まるで風呂場で仕事をしているような水曜だった。