怪我から一週間


虐待された犬と知って飼いはじめた健太。まだ人間不信のさびしい目をしているのに、先週は落雷で騒いだ罰で叩いたとき、右手親指の付け根に鋭い歯がささり健太に手をあてた反省の一週間。毎日消毒と包帯の交換をしている。化膿はしていない。医者に行かないのは通院時間がないことと、抗生物質が使えない体質で、抜歯したあとの化膿止めでも嘔吐に下痢、悪寒で震えた経験があり医者に診せるのがこわい。
中学生のとき火薬で左指を飛ばしたとき化膿がはじまり「手首を切らない方法はブラッシングしかない」と宣告され、患部を毎日タワシのようなもので洗われた。外科医がい言った「おまえは化膿止めが使えないから、大人になって遊んだらチンコを切らねばならない!」当時その意味はわからなかったけれど、大人になりわかり慎重に生きてきた。
一週間経過の木曜「手はどうかね」とお客さまから心配いただいた。一日3回は消毒しているので夏場でも化膿はしていない。健太の鋭い歯にあてた傷口は三角形にえぐれているけれど、なんとなくよくなっている。今朝、鶏舎で蚊がまとわりつき無意識に両手でたたいて、座り込むほ ど傷が痛かった。雷がこわいという犬の個性に手をあてたわたしをずっと反省している。
京都の娘がにぎやかな子供2人を連れて今夜も農園泊まり。明日の昼に帰る。