犬に心も仕事もゆれ動き


防府市内ペットクリニックで保護されているハッピィに面会した。いつもは盲目の柴犬「葉月」に行くけれどきょうはハッピィだった。18日に避妊手術を受けて元気に回復している。先週はブルブル震えていたが、さびしい目つきは同じでも安定しているように思えた。
ここに保護される前、小犬を7頭も出産したと知った。地域のみなさんが小犬はひき受けたが母犬は行き場がない。もう1週間お客さまにお願いをして歩き、だめだったらわたしが飼うより方法はないと感じた。この病院には盲目の犬もおり先生ご夫妻の負担はおおきくなる。
午後から防府自衛隊そばの弁当屋に配達した。おばさんにハッピィの話題をした。この家には野良犬が15年以上お世話になっていた「もう犬は飼うまいと思っていたけれど、見に行こうかね」とわたしの車に乗り込んだ。ハッピィが飼ってくれるよう頼むような瞳でおばさんをみていた。わたしも先生夫妻もハッピィと同じ気持ちでおばさんの背中をみていた「できたら飼ってくださいや、でも無理なら断りは遠慮はいりません。わたしが飼いますから」とみなさんの前で宣言してしまった。