ハッピーが初吠え!


美祢の黄正吉さんから「聴いてみませんか」と障害者教育「シイの実学園」の創立者のラジオ放送(1回が6分×10回分×CD25枚)を全部聴きおえてお返しに行った。農園で2枚ぐらい聴いたがほとんど配達中の車だった。途中で飽きてしまい「まぁ適当なお礼を言うておこう」と投げていたが、せっかくだから本気で聴いてみようと思い返し25時間が終わった。
録音時のご年齢は90数歳で現在は100歳をこえてますます活躍されていると黄さんから聞いた「ボクは講演を聴いて涙がとまらなかった・・・それは」と昔の話しをしてくれた。障害者たちと熊本旅行に行ったとき、雨あがりの坂道を展望できる場所に這いながら行く子供たちをみた紳士が「この団体の責任者は誰か」と詰め寄った。自力で苦労して登った感動が必ず彼らの人生にプラスになるという持論を展開した。その話しでボクは涙がでました。そう言いながらも目が赤くなっておられた。
25枚を聴き終えて黄さんの正直な気持ちにであえたと思った。
一度も吠えないハッピーは声帯が悪いのではないかと心配していた。けれども午後から魚釣りの人を発見してウォーウォーと大声を出した。もう農園の番犬気分になったのかもしれない。