今朝も氷点下


「修行とは本来、体力的、精神的に己の至らなさに直面し、その卑小さを自覚するものです」こんな活字が目にとまり何度も読み返した。千日回峰行者が「修行はすればするほど悟りから遠ざかる」と語り、山岳行者の間には「山の行より里の行」という言葉があるとも書かれていた。
体力的、精神的に限界まで自分をおいつめて得た達成感。それが「おごり」となることもあるということだろうか。また、ほんとうに大切にしなければならないことは、毎日の生活を「行」としてとりくむなかで自分をたかめていくことの大切さを示唆しているのだろうか。
今朝はマイナス3度まで冷え込んだ。梅のツボミはふくらんでいるので春は近い。もうすこし寒さに向き合おう。