犬の訃報に胸がいたみ


ご高齢の萬代さんご夫婦に6個を届けている。ばあちゃんは具合がよくない。じいちゃんは腰が曲がってしまったけれど車を運転して美祢まで買物に出る。運転ができなくなったらここでは生活できないと言う。たまに美祢のスーパーでカゴをさげたじいちゃんに会う。ばあちゃんに果物。刺身はできると魚もある。ひとりで山を管理し、暮らせるだけの米もつくるじいちゃん。倉庫にはあらゆる機材が油で磨かれてピカピカで並んでいる。わたしが尊敬している人。
17年前に迷い込んだ犬が目と足と・・・もう全部悪くなり先週も座ることができないので太陽の下で暑くてないていた「この犬はたくさん面倒をみたのでいつ死んでも悔いはない」と言われた。きょう3時に行ったら「死んだでよ。今朝・・・」とビニールシートのふくらみを指さされた。朝起きて外に出たら自宅前の池に浮かんでいた「見てやってください」と促されたけれどシートの前で手をあわせた。
元気なときから毎週声をかけたから、見たらわたしが泣いてしまいそうだったから。これから山に埋めてくるとじいちゃんの目はうるんでいた。