西君のシャックリ


きのう朝、西君が「シャックリがとまりません」と苦しっそうに言うので「心配せんでええ、シャックリで死んだ者はおらん!」と無視した。昼休みにお母さんに電話をしたらしい「シャックリがまだとまらん」と。お母さんは「心配せんで鼻歌でも歌って仕事をしなさい」と。正志の判断は、治らないので身体に異常があってのことだったらいけないので医者に行けと昼から早退させた。その判断はよかったと安心した。医者にお母さんと行ったときにシャクリはとまっていたらしい。医者も処方がなく「朝起きたらコップで水を飲め」と指導した。今朝、またシャックリしながら自転車をこいで来た「とまっていたけれど医者が言うように水を飲んだらまたはじまりました」と。きょう昼には自然治癒したらしい騒動だった。
午後3時すぎ、美祢のご老人は庭で植木の剪定中だった。銀木犀が秋の香りをそよがせていた「よいかおりですね」と声をかけたら「そうかの、わからん」と少し鼻声だった。ひとり暮らしでもあり「風邪かもわからないからいっぱい飲んで寝たらどうですか」と西君よりやさしい言葉をかけた「そうしよう」とタマゴをかかえて家に入られた。