西君興奮の朝


猪・狸に狐が夜中動きまわり鶏舎に入れるすきを毎晩狙っている。糞や足跡に掘り返した跡が毎朝ある。5時すぎから働くので動物の気配を感じることは多い。
ようやく夜があけはじめた7時まえ、最初の採卵をおえて作業場にもどったわたしの背後で「おはようございます」と至近距離で小声でささやくから、夜明けまで動物の気配を感じていたわたしの心臓はたまげた。
西君はいつも近づいて挨拶をささやく。もちーと遠くから大きな声で言え!と叱り付けた。
昨夜、わたしが拾得したコンピュータを弟がとりに来て、わたしにお礼のビールを自転車の荷台に載せていた。そのコンピュータが仕事に必要で警察に紛失届けを出した。西君の興奮した長話しで理解できた。
政府事業仕分けの報道、とくにスーパーコンピュータ予算に、なぜ世界一でないといけないのか!幼稚な女性議員が言う。こんな低レベルな仕分けで国家が動いてよいわけがない!