日別アーカイブ: 2014年6月7日

複葉機赤 とんぼ

今月「ミニアルバム」でご紹介させていただいた姫井ご夫妻。陶芸に関心があることがわかり、先月末に今村さんの作品が窯出しされたのでご両人を引き合わせるセッティングをした。といっても「お坊さんめくり」と「社小屋」で会っているから初対面ではない。
わたしが萩市から山口市に向かう時間に姫井夫妻が今村さん宅を訪れ焼き物談義で盛り上がったらしい。
午後1時にセミナーパークで今村さんと私は待ち合わせ。古川薫先生第二回「フランシスコザビエル」講話を聴講。
焼き物をいろいろ評価されご機嫌顔の今村さんと駐車場で合流。すると姫井奥さまから「いま、今村さんの器で食事をはじめます」とお礼メール。よいご縁ができて、わたしも嬉しい。

古川薫先生の90分。テーマの「フランシスコザビエル」から軌道を外れ、沖縄からはるか宮古島から最後の特攻に散った少年7名に今回もなった。しかし、今回もなった理由がわかりうなずいた。
古川先生は、東京の日立製作所で海軍練習機、通称「赤とんぼ」エンジン以外は木材と布の複葉機。この制作現場におられた。
終戦の数十日前、特攻機を失った宮古島守備軍は練習機に250キロ爆弾をくくりつけ若者を7名飛ばした。
命令した上官は戦後をのうのうと生きた。僕の分身 赤とんぼで散った若者に鎮魂の文章を書きます。来月から山口新聞で連載します。
どうも、あの特攻が最近は美化されていることに、僕はちがうと言いたい。
今回もテーマから逸れたが会場からおおきな拍手がおきた。