日別アーカイブ: 2014年6月17日

日本の品格

サッカーのサポーターが試合に負けたが、場内清掃をしたニュースが日本の品格をあげ世界に発信されている。まゆ毛を下げて微笑んでおられる鍵山先生を想像した。
平成10年2月。サンパウロ在住、カリスマ美容師と世界的にも著名だった飯島さんが、ブラジルにお掃除文化を伝えたいと鍵山先生におもいを伝えブラジル掃除に学ぶ会が開催された。
わたしは、前年創刊したお掃除の会冊子「清風掃々」の出版に関わり、ブラジル取材で同行し神奈川掃除の会、丸山さんと飯島さんの対談を催し、録音とカメラを担当した。(清風掃々2号に特集した)
サポーターが掃除に学ぶ会と関係があるかどうかはわからないが、以後もサンパウロで公園トイレ掃除は続いている。
ブラジルではトイレを掃除する人は職業として決まっており、なぜ企業家たちが素手で便器を磨くか理解されにくい。ましてや、自らの心までをも磨く力などわからない。けれども日本から24時間も飛行機で行き、応援したチームが負けても掃除をした日本人は誇れる。

今朝の産経新聞「荒川健一の関門味風土記」今回は「あわび」がテーマ。万葉集の一説を引用され「磯の鮑の片思い」解説されて本題に入る大将の文章。
最後は「寿司割烹 浪花」の鮑料理ふた品が添えられた。
体調がまだ元に戻らない。