日別アーカイブ: 2015年6月23日

沖縄戦終結の日

約1週間ぶりに朝の1時間ウォーキングができた。何となく力が入らない毎日から早く切り替えたい。
きょうは、牛島満陸軍中将が摩文仁のガマで割腹自決をされ、沖縄戦が終わったとされる日(終戦がわからず9月まで抗戦した兵士もいた)
約2ヶ月間で民間人と軍属あわせて24万人以上もの犠牲者が出た。
本土復帰直後から金光教遺骨収集奉仕がはじまった。私も参加をさせていただき約20年、毎年2月(ハブの被害が少ない)糸満市摩文仁の山野一帯を歩いた。現在の平和祈念館周辺には当時、地表に数多くのご遺骨が散乱していた。
そのころのわたしは、最近、軍が民間人に自決を強要したと言われるような歴史には関心はなかった。けれども常に沖縄から「日本の犠牲になっている」の声を聞くたび事実はどうなのかと関心がうまれた。
例えば、行き場を失い一家で自決されたとき、生き残った子供がおり、その生活を支えるには軍の強要(命令)で自決した。そのストーリーを描けば補償がある。だからその虚偽証言を元日本兵士がした。
否、強要は事実だったの証言もある。
先日、NHKテレビ番組で「沖縄戦全記録」があった。元陸軍兵士の証言「摩文仁に敗走したころは軍としての指揮系統はなく、兵士は個人で動いていた」
摩文仁は1平方メートルに6トンもの艦砲弾が着弾した。その地獄のなかで指揮系統を失った兵士はひとりの人間として行動したのではないかと思う。住民の命を救う兵士もおれば反対の行為をした兵士もあるだろう。
「あったか」「なかったか」の二者択一ではない、その両者が混在した場面が各地の戦地であった。まさに多面的な場面が展開されているから歴史認識は困難。
櫻井よし子さんの歴史認識。高石ともやさんの視点からの反戦。両方に頷ける私がある。沖縄に心を寄せた1日だった。

NHK総合テレビ。26日の金曜日。午後10時55分からの

ドキュメント72
「ウワサの猫と商店街」

白毛の猫。けれども眉が黒毛で八の字(鍵山先生風)眉毛の末広がり縁起に各地から猫を拝みにくる人たちを72時間、カメラを定点に据えた番組で最高に楽しい内容と思います。
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