日別アーカイブ: 2015年6月17日

わたしを支えた母

きょうは、9時から写真撮影。それから葬儀。火葬場。式場にもどりご祈念。昼食のスケジュール。
先日から健太の体調が悪く食べない。葬儀で過密なスケジュールのなか犬の体調を案じるのは喪主としてどうかと思いながら、4時に農園に戻った。健太の大好物缶詰をきのう4缶買い求めた。犬3頭を運動させて健太の食器を缶詰で山盛りにした。全部食べてくれたから、安心して7時に式場に戻った。

身内が祭主を仕える葬儀。参列者全員が特に近親者。母にお礼の心がひとつになった。
喪主の挨拶では、母の一粒が宇部で花を咲かせて子孫ができた。
退職金と貯めたお金の全部で小さい建て売り住宅を買い、それで私夫婦と長男が同居ができた。わたし28歳で「株式会社ぎじろくセンター」を創業。資金繰りの担保は母名義の自宅と母の実印。わたしと家内は働くから家事と子育ては母。母の後押しがなかったら経営できなかった。
母が病の痛みから解放され、霊さまとなり自由になった。年齢に全く不足はない。わたしの親孝行点数は母がつけよう。
いつも「帰りたい」と言うたから、きょうからしばらく自宅の母の部屋に鎮まっていただく。老後を考えて自宅には手すりをつけ、母の部屋にはキッチンとトイレもつけた。風呂にも手すり。浴槽も考えた。そのどれも使わなかった。
きのうから一連の祭事を、きっと母は喜んでくれているだろう。