わたしの宝物は友達


福島県のお菓子が牧君から届いた。お礼のメールを出したら「いま福島県南相馬市で仕事をしています」とすぐに返信をいただいた。宮崎弁の彼が会話で苦労しているだろうと思ってしまった「猿舞座」の村崎修二さんからご本が届いた。300ページをこえる分厚い「花猿誕生(道ゆく芸能をもとめて)」という題名で。村崎さんが著者で編集もされていた。おどろいたのは「帯」の言葉は俳優の小沢昭一さん。推薦者が8名で司馬遼太郎・永六輔の二名はわたしでも知っている「帯」の裏側には京都大学霊長類研究教授の河合という方が一文を寄せておられる。読む前から気持ちがうきうきする。
夕方、宮内さんが訪問してくれた。彼はグルメロードのご縁で知り合ったときは、下関にあるお醤油メーカーで働いていたけれど辞められ、そのブランクのときには農園に家族で泊まりにこられた。大学生の息子もあり必死の就職活動で彦島の印刷会社に営業でむかえ入れられた。逆境こそ人が育つという印象を彼から強く感じた。