原発事故におもう

朝9時から夕方まで国会中継をラジオで聴きながら走った。配達先の政治好きの奥さんが「自民党政権が国策で築いた負の遺産」のような持論を展開され、気持ちとしては「あんたが大将」と思ってきいた。
質問にたった塩崎(以前、自民党官房長官)は、原発立地を推進した立場として、その反省のうえで現在の種々問題をあげられた。新幹線開業当時は在来線よりはるかにはやい感動があった。いまでは「こだま号」は鈍行感覚になっている。
冷暖房は使い放題。電気料金さえはらえば便利に生きることができる。企業は世界と競うなかでより安価な電力を求めて発展を遂げてきた。その電力恩恵にわたしたちの生活基盤があった。前政権が悪いぐらいのことではない。
まえの仕事(会議録調整)で売上の多かったのは県議会や市議会ではなく上関町議会だった。ずっと反対派と推進派議員が対立していた。こんな過疎の地域を原発騒動で血縁まで憎みあう計画はよくないと感じていた。
原発をたくさん論じあうもよい。「で、わたしはどうするのか」がなければ空理空論になる。