神様からご褒美


宿の砂湯を楽しむため、旅番組で鹿児島市内観光地や指宿の楽しみかたを録画。鹿児島の観光ガイド本も付箋をつけて読み返した「新幹線の予約ができません」の旅行社の電話には不誠実だと腹がたった。しかし考えてみると予約ができなかったからよい旅になった。
宿の「ゆめさき」でわたしが気がつかないで食べのこした料理が、料理長の目にとまりすばらしい器にしかれた紅葉にのせられ「よろしければ」と膳に運ばれた。わたしはうっかり食べ残した。料理長は、わたしのぼんやりに気がついた。味付け最高の小魚佃煮だった。女将が「お料理をお出しする間合いはよいでしょうか」とご挨拶にきた。
新幹線の予約ができないことに腹をたてたが、その予算で、予算以上の旅を満喫できたことは、単なる偶然ではなく、これから先も頑張れよ。の神様のご褒美と願いだったと思う。