あれから17年


阪神淡路が揺れた時刻。東の方角に黙祷した。兵庫区浜山小学校避難所でお手伝いをした約4ヶ月は、助け合う場面も、自分さえよければという場面もたくさん見た。ダラダラ生きていたわたしに「生きる」目的を考えさせられた。金や学歴がいくらあろうとも、それが人間としての値打ちにはならない。届いた弁当や水に心から感謝するふつうの人が輝いた。
今朝は氷点下4度が予想された。まる裸の犬を外気にあてるのはかわいそうと思い、午前1時に排泄に出した。星空で氷点下2度。食べていないから足が立たない。上から腹を抱いて時間をかけてすませた。配達に出るまえ猫缶を少し食べてくれた。
夕方のスーパーで「やず」の半身と「ひと口カツ」を買った。やずは半分わたしの刺身につくり、半分は犬の刺身。カツは胡麻油で表面だけふた切れ焼いた。魚も肉も全部食べてくれた。明日の朝は立てるかもわからない。床擦れに今夜は薬をつけた。