神まいり


木曜日の後半、美祢市で「これから北向き地蔵に参る」とご婦人がいう。明日は大祭りで参拝者が多いから、きょう参れば神様はよく聞きとどけてくれる。賽銭はできるだけ小銭にして大きな音をさせて投げると神様がわたしに気がついてくれる。真顔で言われた。
雨がふり困る人、雨がふり喜ぶ人。祈って死から逃れたら地球は人であふれる。中村天風先生講演録「神や仏というものは、頼るべきものではなく崇むべきもの、尊ぶべきものだ。賽銭をあげて助けてもらおうなど…神や仏は人が助ける」(宇野千代・天風先生座談 二見書房)それを思い出した。
「よしの」で神仏談義。賽銭の音で神様が振り向くか。石ころだったらどうだろう。神様はお金はつかえないから宮司が喜ぶ。などと神様談義で愉しかった。