猿2万6千円


美祢市の山あい集落近くで猿の群れが道路や山の斜面にいた。農家にとって猪や鹿より猿は群れで来るから、いまの時期ならば玉ねぎなどは食い荒らされる。動物との共生など、現場で生きる人の言葉ではない。猟師が駆除で猿を撃てば(尾を役所に持参)美祢市では2万6千円その場でもらえる。「10頭撃ってきたらどうかね」と言うと「一発で群れが散るからそうはならん」農園ではこれから晩秋まで痩せるほどの草刈りがはじまる。田舎で生きる幸せと苦労はある。
初夏をおもわせるような快晴の山口市内を走った。昨年も感じたが春と秋を感じる時期が短くなった。