菊川画廊


20年以上まえ、本の表紙デザインにつかえる絵がないか、はじめて菊川画廊を訪ねた。誠実な人柄が好きで、それから画廊通いをはじめた。作品を観賞することより酒を持参してコップ酒で語り合った。別府の寒いきちん宿で布団を頭から着てのみ明かしたこともあった。どんな会話だったかは記憶にないが、わたしの人生に影響をあたえてくれた。
宇部日報に菊川さんの笑顔の写真がありプロフィールが載った「画廊歴37年、姿勢はぶれない」本人曰く「淡白だが、しつこい」はうなずける。
夕方、ホタル見物のみなさまをむかえる用意がすんだ。