魚の行商


毎週土曜日。萩の宿 常茂恵に7時ごろ着くように走る。だいたい旧萩有料道路で保冷の軽トラとすれ違う。山口市内に住まわれる老夫婦。わたしは火曜日お昼まえにこの夫婦の隣に卵を届ける。その頃夫婦は行商をおえて戻られる。留守番の大型犬がわたしとのご縁。かなり早い時間に萩に着き、わたしが着くまえには山口市向け。つまり冬場は凍結の難所、雲雀峠をわたしより凍結が厳しい時間を走られる。この軽トラに毎週励まされる。
9日、新聞各紙に1ページブチ抜きで「60年前の今日。日章丸は、この国に未来を運んだ」の活字。石油タンカー日章丸船首甲板が荒波を突き進むカラー印刷。
石油で戦争に突入し、石油の枯渇で敗戦国になった。1953年5月9日。イランから直接石油を川崎港に運んだ偉業達成の日。海賊とよばれた男が日本人を勇気づけた記念日。