調子の良し悪しが日によって大きく起伏する。今朝の母は自分の世界から出ることができない。わたしと会話が弾まなかった。
帰りぎわに手を握ったらジャムをつけていたのでタオルを絞って拭いた。
母が老いたようすを見て、遠くない将来わたしもそうなることを受け入れる心持ちになれた。身をもって教えてくれる。
農園全体は広すぎてできなかったが、遅まきながら鶏舎をふくめて最低限イノシンが入らないように漁網を張りめぐらした。その網の内側、イノシンがミミズをもとめて掘り返した場所を、午後からユンボで丁寧に整地をはじめた。とても短期間には終わらないが、春までに整地しないと草刈りができない。
明日から平常の仕事に戻れる。正月さよならの天宿温泉で身体を癒した。