力道山

昨夜、力道山の番組があり録画した。朝、布団のなかで再生した。
当時、我が家にテレビはなく隣の家にプロレスは見に行った。
あのころ試合は3本勝負で、ボコボコに負けても数分後には完全復活。試合のあいだリングでは三菱掃除機が活躍していた。
遠慮しながら、隣家族の背中ごしに観戦したことを鮮やかに思い出した。歌や映像は記憶のスイッチ。

その話を今村さんにした。ザ・デストロイヤー(覆面レスラー)と親交がありゴルフに行ったり、彼が野球観戦に来て「イマムラサン!」と歓声をあげたらしい。

井上酒店。店主が「最高でした」と、わたしが買わせていただいた「五橋立春朝搾り」を差し出した。この酒は180本(総量680本)を岩国から持ち帰り予約で完売。
新酒だから旨いかと尋ねたら「この酒だから旨い」とご満悦顔。これだけ自慢の酒なら旨いだろう「冷やしてください」とやかましい。

井上さんの高校同級生。小野田市の老舗時計店「セイコー堂」に行った。
住所は「セメント町」小野田がセメントと炭鉱景気で賑わったころ、早朝3時でもホステスに時計をプレゼントしたい男が雨戸を叩いた。酔っぱらいの喧嘩もこの通りで毎晩あった黄金時代。時計屋家業87年。時計修理でいまも健在。
酒屋も「へんくう」その友達も。