焼酎をグイッと

山口市内、夕方開店の飲食店にお昼前いつものように配達。シャッターの合鍵は預かっている。
シャッターを開けて、戸を開けようとしたらいつもより少し重い、その重さを感じながら開けたらガッチャーン!と激しい音がした。グラスや食器が床に落ちたことは容易に想像できた。
テーブルが戸に少し当たっており、わたしがテーブルを傾けたので爪楊枝、割り箸、取り皿、ラー油や酢醤油などが床に散乱した。
配達のなかで最悪の様相が目の前に酢醤油の臭いとともにひろがった。
散乱したものを片付ける方法が思いつかない。まだ半分以上も配達が残り時間指定もある。とにかく現場で店のオーナーに電話をしたが留守番電話。言い訳は一切しなかった「わたしの不注意でお店の什器を壊しました。弁償させていただきます」と留守番電話にメッセージを入れて、散乱した現場を放置して出た。
とにかく、早く配達を終えて、お店のスタッフがこの散乱した現場は目撃して不愉快な気持ちになる前に掃除だけはしよう。
とても急ぎ足で配達を済ませ、2時過ぎにお店に戻った。アルミ缶を集めるビニール袋とタマゴの段ボール箱を持って店内に入り、割れた食器や爪楊枝に割り箸などを丁寧に集めて袋に入れた。
トイレからトイレットペーパーを拝借して、汚れたテーブルや椅子を拭いた。
もう一度オーナーに電話をしたが通じない。楽しみの「山田まりあ」ラジオも聴く気持ちになれない。お店にご迷惑をかけたことが鉛のように気持ちを重くした。
農園にもどり、もう一度オーナーとお店の両方に電話をしたがつながらない。
さきほどオーナーから電話をいただいた。
わたしの不注意で、お店のみなさんに不愉快な思いをさせたことを意を尽くしてお詫びした。
オーナーは、昨夜からお店の改装が始まり、電気工事業者がテーブルを動かした。だから戸がテーブルに当たってしまったと話された。
続いての言葉に驚いた。足立さんが店内に入るとき開かない戸に苦労され、テーブルのものが落ちて散乱しましたね。そのまま放置されて店を出て、午後から店に戻り掃除をされるようすを店内カメラの録画で見ました。謝るのはお店ののほうです。
1日つかえていたものが溶けて焼酎をグイッとコップであおった。