よしの談義

長府駅近くの山陽本線踏切工事がはじまり約1年。そこが通過できないから通勤ラッシュの国道2号線で時間を消耗する。今朝は雨も手伝い少しの距離が40分もかかった。踏切工事は今年3月終了。毎週木曜日、この渋滞がストレスだから踏切工事を見に行った。なんのことはない、工事は完成して通過できる。歩行者に聞いたら11月に早くできたらしい。それを知らなかった落胆と、来週からスイスイ走れる嬉しさを感じた。
レストラン「卯」の金刺オーナーシェフが厨房におられた。少し会話ができた。同業の店や同業者の悪口は言わない。同感の相づちをうった。
先週「もう長くはない」と愛犬「はなちゃん(18歳)」のようすをばあちゃんが話された。わたしは1年ぐらい犬の数々の病気に、わたしの愛犬と同じ名前と年齢が理由で付き合った。皮膚病の原因を確定するために、セロテープで患部の皮膚をとり獣医さんに判断してもらい、痒みをなくす薬も処方してもらい届けたりもした。痒みはなくなり出血するほど噛む自虐行為は治まった。
配達に行きばあちゃんに「どうかね」と尋ねたら、先週わたしが立ち去ってほどなく眠るように息をひきとった「足立さんの声を聞いて安堵して逝きました」それは偶然と内心思ったが、ばあちゃんの気持ちにうなずいた。庭に埋めて毎日お経をあげている「主人が亡くなったときは、これほど涙はでなかった」と笑顔がもどった。
長寿をまっとうしたから「はなちゃん」幸せでしたね。とばあちゃんをはげました。
加奈ちゃんに配達「笑顔の足立さんを一枚!」とスマホで撮られた。彼女のフェイスブックに一枚を使うらしい。
毎週楽しみは「よしの談義」1時間ちかくカウンターで1週間ぶんのニュース(世相)の感想を交わす。異なる視点が勉強になる。フランスに関わる言論や表現の自由にはじまり、被害者と加害者の報道や法廷での人権について教えられた。
裁判は敵討ちの場ではない。遺影を抱いて傍聴する被害者の姿は本来の裁判からはちがうと、具体的に教えていただいた。
唐戸の理髪店「カットインパラダイス」中山さん栽培の安納芋を、ヤカンに小石を敷いて石油ストーブで焼いて待ってくださった。まるでスイーツのように濃い甘さにおどろいた。