汗をながした金曜日

金曜日は正志が周南方面を走ってくれるようになり昼寝で体力充電になっている。けれども、きょうは目的があった。
イノシンが農園内で土を掘り返してミミズを食べるようになり、夜中に水道管凍結対策で排水に鶏舎をまわるときは危険でもあり、なにより掘り返した地面を平らにしないと草刈りが春からできない。その整地作業だけでもユンボで相当な時間を費やす。
一昨年、下関市のお客さまかは使い古した漁網が手に入るところを教えていただき、軽トラック荷台に山盛りの漁網を手に入れ、昨年の秋に農園周囲に鉄筋を打ち込み漁網でバリアを築いた。その効果はあり、このシーズンイノシンの侵入はない。さらに強力な万里の長城を築くために漁網を獲得に軽トラックで下関に向かった。
長府の功山寺から山道をあがった山のなかで廃棄された漁網を集めて再生する場所がある。テントが事務所で電話はない。行ってみなければ目的が果たせない。9時過ぎに着いたら誰もいない。小雨だから仕事はできないからだろうと判断して長府に戻りコーヒー。雨は1時間であがり行ってみた。作業の人がおりお願いしてOKをもらった。
雨で重くなった網を手繰り寄せて荷台に積む作業は重労働。腰が痛くてたまらない作業を約1時間続けて、数キロメートル分を積み終えた。
このまま農園に戻りビールで昼寝をしたらよいと思いながら、やっぱり母の顔は見て帰ろうと農園を飛び越えて病院に行った。
昼ごはんを済ませて、窓越しの陽射しにまどろんでいた。
霜降山の温泉に立ち寄り疲れを流し、温泉側のお豆腐屋でできたておぼろ豆腐を買った。
よく働いた金曜日が終わった。