木曜日を走り終えた

1ヶ月半ほど前、松月院住職がわたしの留守中に来園された。すぐお寺に住職を訪ねた。10年以上ぶりの再会でお互い近況を話した。そのなかで4年前、1月14日、発作で川に転げおちて48年の人生を終えた西君を話した「わたしも回向(えこう・供養)しますから、名前を教えてください」と言われて「西正夫です」と頭を下げた。
菊川画廊の話のなかで住職の口から「西正夫さん」が出た。この住職は社交辞令を使い分けて生きてはいない。とあらためて腑に落ちた。
菊川画廊でご縁があった画家の石原忠幸さんが4月に亡くなられ、菊川さんご葬儀に参列された。身内から「食事だけはいただいてください」とひき止められ酒の席に身を置いた「兄とは特別縁が深かった菊川さんに一言ご挨拶をお願いします」と進行役がアナウンスしたとき、アルコールで賑わっていた会場がしずまった。
菊川さんは東京で画廊を興してひと儲けする夢が昔はあった。
しかし、宇部で芸術の発信をするのが、食うことより優先するミッションだとわかった時期があった。
日本を代表するような作品の展覧会が宇部で開かれるのは業界では異質。その宇部の菊川がこの会場で挨拶するのかという会場のしずまりを感じたと菊川さんが話した。
値札をつけたら高価で売れる作品をたくさん所蔵しながら、それはやらずに展覧会それが菊川さんの魂。
木曜日の楽しみは「よしの談義」お互い1週間ためた(読書など)話題に会話のベルトがかかる。きょうは、健太に肉を買いたいので早く切り上げた。
さきほど話し足りないことをメールした。

24日午前1時まえ。NHK総合テレビ再放送「幻の巨大潜水艦 伊400 日本海軍極秘プロジェクトの真実」

健太の食欲がない。