長い火曜日だった

熊本県荒尾市に台風上陸。940ヘクトパスカル。下関を中心が通過する予定時刻が刻々と早まる。
農園には5トンと2トンの飼料タンクがある。このタンクに飼料を詰め込み、その重量で風圧による横転を避ける。母家に隣り合わせにタンクは立っているから、倒れたら母家も壊れる。
今朝5時半、自宅の正志に確認したら2トンは空と言う。まだまだ未熟としか思えない。それを叱っても対策にはならないから、雨具を着込んでユンボで重い電柱をタンクの下にロープで吊るした。コンクリートブロックもタンクの脚にたくさん吊るした。途中から正志も手伝った。最善を尽くす努力が足りないと諭した。

火曜日の山口市内を、いつもより1時間早くスタート。風雨の少ないときに可能な限り配達して、荒れたらどこかで嵐をかわして、配達は完璧に済ませて帰ることにした。
9時半ごろ強風でまっすぐ走れないから風が避けられるコンビニにとめた。弁当を食べたりして約1時間近く。風向きが変化したので配達を続行。ビルのエレベーターや信号機がとまっておりはかどらない配達になった。
山口市内を流れる河川が氾濫危険水位になり、農園地域も河川増水で避難勧告になった。
配達を終えて農園に戻った。大きな栗の木が折れて無残。ほかにもたくさん木が折れて停電。
飼料タンクは無事だった。
発電機が活躍して井戸水と冷蔵庫などわずかなものは動く。停電復旧は街から順番に田舎になる。復旧現場の人は大変な仕事になろう。今夜は停電と思う。給湯器は使えないからタオルと水で身体を拭いて着替えた。
小さい灯りをひとつでラジオを楽しもう。