サル騒動

子供の頃から釣りが好きだった。ため池で大きなフナを何匹も釣り上げ持って帰ったら、焼き魚になり、骨が多く生臭い。
それから海になった。宇部空港の拡張でなくなった「鍋島」は、干潮時には歩いて渡れ、島の裏側ではアイナメやギザミの大型が釣れた。釣果に母は喜んだ。釣りに夢中になり潮が満ちて戻れなくなり、警察まで動員の騒ぎを起こした。
ゴムボート釣りをしていたが、4級船舶免許をとり釣り船を買った。趣味はずっと釣りだったが農園を始めるとき船も道具も処分した。
土曜日は三隅町の野波瀬漁港を8時ごろ配達で通る。沖のイカダにはトイレ完備で漁協が有料で渡す。ハマチやクロが釣れる。
防波堤や波消しブロックにも常連が陣取る「釣れますか」とクーラーをあけて見せてもらう。
「朝まずめ」「夕まずめ」と1日2回、魚の喰いが立つ時間がある。

アジ釣りの 人はまばらの朝まずめ

美祢市の配達先で車が入らないお宅があり、遠くにとめて歩く「危ないですよ!」と民家の窓からおばちゃんが声をかけた。テロではないサル。1頭が山から降りてさきほど3人に噛みついた。
これが街中なら報道関係で賑わおう。美祢の田舎だから問題にもならない。

万歩計8000歩