いやぁ〜まだぁまだぁ

朝6時。気温17度。くもり・・・だったはず。今月から水曜日の配達を父と交代することにした。もっと早く負担を少なくすれば良かったのにズルズルと父の善意に甘えてきた。

待ち合わせの時間は小野田市役所に7時。いつもと勝手が違うので早めに出発したところ。6時に到着。、駐車場を見るとグレーのハイジェットがあり、慌てて名刺やら筆記用具を持って車に近づくと、ハンドルに両足を上げて大イビキの老人。人違いであり安心した。
10分くらいすると海外旅行に出掛けるような荷物を持った女性が回りをウロウロ。待ち合わせだろうと眺めていると、しばらくして市役所の清掃を始められ作業員の方だと気づく、一人で清掃される様子を一時間ちかくボンヤリと眺めながら朝の身支度が早かった祖母の理由が少し理解できた。

6時半、今日はメールの返信が出来ないので、緊急事態は電話でお願いしますと伝えていたFさんからショートメール。「おはようございます。今から採卵始めます。」午前中はさほど日差しはキツくなさそうだが、早朝から採卵、いろいろ気になることもあったが「ありがとうございます」と細々書かずにサラッと返信した。

7時から助手席で頭をマッサラにして、父の配達順、車 の駐車場所、お客さまと何気ない会話や気配りなどを3時間学ばせていただいた。

11時ごろ、エデンガーデンのEさんから電話。「突然ですけど、鶏糞堆肥取りに行ってもいいですか?自分で詰めるんで」

彼は自衛隊を辞め帰郷し、万農塾の第一期生卒業、吉部を拠点に新規就農された。

数年前、初対面で交わした名刺の肩書きに「百姓」と書いてあり、少々気持ちが「後のめり」になったが、48年生まれの同級生と知り、今まで「前のめり」の関係を続けている。

60アールの畑、70アールの水田。田植えはほぼ終わったらしく、アルクに出荷しているナスがハシリで売り上げ好調とのこと。主力のピーマン、こどもピーマン、年々売り上げを伸ばしている「ホワイトピュア」。
とても刺激を受けることが多い。

30袋を袋詰めし、積み込み、その後積み下ろし。「一時間仕事になるねぇ」とお互い短い近況を交換し作業にもどった。

30分ほどで作業を追え、汗ひとつながさずサラッと帰る彼。

もしかすると、負けず嫌いで無理したところがあるかもしれないが、同じ作業を経験している私としては「すごい」と内心感じつつ。

「いやぁ〜まだぁまだぁ」のEさんに頭が下がった。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし