日本酒に目覚めたのかビールも焼酎もカットで、最初から冷酒がよくなった。焼酎お湯割では二日酔いはないけれど、今朝は少しの二日酔いだった。しかし昨夜は「居酒屋・兆治」を最後まで観ることはできた。
木曜、下関野村証券の守衛さんとの会話も楽しみである。昔は魚屋をされており「いま旨いのはね」と講義に聞き入る。きょうは「古川さんの斜陽に立つ、を読みましたいね」と言うたら講義が長くなった。
司馬遼太郎は陸軍時代に悪い思い出ばかりで、陸軍・長州が嫌いになったんじゃ。明治天皇と乃木の心の交流（２０３高地作戦で乃木を外せという軍部の意見に対して、そうすれば乃木は生きてはおるまい。という天皇の意見があった）にはボクは感激する。乃木を悪くいう人もおるがね、彼は愚直とも思えるほどの軍人だったからそう言われる。
ボクは古川先生の講演を何度も聴きにいった。最後の殉死の場面ではのう、裸で腹を切って軍服を着るということが乃木さんはできたんじゃ！武士として立派じゃったと思わんかねと、タマゴの配達の雰囲気ではなくなった。けれど、この守衛さんの国や社会がよくなることが個人のことより優先するという気持ちはよく理解できた。
夕暮れ農園に戻ったら土手の桜が一本倒されていた。台風なら許せるけれど。