あさちゃんから電話


小学校運動会に地域をあげて参加して盛り上げる。西君にも「赤紙(召集)」が届き、日曜の仕事は休みになった。6時半ごろ決行を知らせる花火があがり山から谷にこだました。愛犬は階段をかけあがり震えた。日曜はビールを飲んで昼寝をするのが楽しみで、きょうは布団を出して寝た。
午後の仕事はじめに携帯電話が鳴った「ユキオです」と50数年ぶり「ボクは還暦ですがすすむちゃんは何歳かね」で会話ははじまった。そのあと1時間ぐらいして着信したのは、わたしの子守りをしてくれた「ゆきちゃん」の姉「あさちゃん」からだった「弟から番号を聞いたよ。はやく会いたいね。お母さんは元気かね。すすむちゃんは今なにをしちょるんかね」たくさんの問いかけに気持ちははやくあいたいとつのった。いま70何歳とかいわれた。わたしの世話をしてくださったころは二十歳前後だったろう。母も再会できたらおお喜びするにちがいない。