ハッピー物語り


防府市、小野ペットクリニックに配達に行った。いつもの盲目犬「葉月」がおお喜びでむかえてくれる。先生が「これにサインして」と書類を差し出された。狂犬病など接種をおえた証明で、飼い主が地元の市役所に登録して鑑札を受けるのである。約2ヶ月いろいろドラマを展開させた野良犬ハッピーは、月末30日にわたしがひき受けることになった。
ハッピーが産んだ7匹の小犬を保護し飼い主を探した人たち。避妊手術費用をカンパした地域の人、餌代やフィラリア薬代をカンパした人たち。そして飼い主が現れるまで保護してくださっている方。サインをおえたら先生から封筒を渡された「みなさんのカンパで、役所への登録料金3000円が入っています」と。胸があつくなった。
忙しい配達時間のなかでハッピーに面会した。奥さんのレインコートを着せてもらい庭で横になっていた。熊毛ちかくまで配達をすませて農園にもどった。