イノシン絶命


2年まえ出没するイノシンの頭を一発で射ぬいたご老人のバイクが、土曜日の配達からもどった昼前、とまっていた。本人は水で手を洗っていた。
15キロぐらいでこまいのー。バイクのそばにイノシンが転がっていた。草むらで昼寝をしていたので銃が撃てず、起きるまでまって撃ったという。食べてかね?と聞くのは挨拶言葉。
今夜は猟師仲間で酒盛りだろう。西君がそのときの様子を興奮して長話しになる。オリを仕掛けた猟師さんは夕方こられ餌の粉米をたくさんまいて帰られた。春までにイノシンが掘り起こした広い面積を平らにしなくてはならない。