昨夜は暴風雨


深夜は台風をおもわせる暴風雨だった。
BSのNHKで兵士たちの証言がある。ガタルカナル・ニューギニアや沖縄など録画した数は20本以上ある。極限の戦場から生還された人の言葉には重みがある。
テニアン島に農業移民された方の証言は辛い。敵が間近に迫ったとき母が撃ってくれと座った。胸を撃ったが息があり頭を撃った。妹がはやくわたしを母ちゃんのところにいかせてと座った。撃ったあと自決に失敗して捕われた。
沖縄での住民自決が軍の指示かどうかを考えるとき、何度も沖縄遺骨収集奉仕にかかわったわたしとしておもうことは、軍に強要されても、わたしは家族を絶対殺せない。殺せるとすれば、どうせ殺されるならばという。そこまでおいつめられた絶望的状況ならばできるかもわからない。サイパンの断崖から次々と投身される記録映像も同じように思う。
軍が関与したという論調は自虐的な歴史観ではなかろうかと思う。