日別アーカイブ: 2014年10月17日

人生の扉

皮膚病の痒さで弱りきっている「はなちゃん」に痒みがとまる内服薬を宅配するまえ、ばあちゃんに念を押しておかねばならないことがある。
わたしの、根本的な治療は望まないけれど、痒さをまぎらわすために骨がみえるほど噛む、その痒さをとめたい。犬も診ないで「体重は」と薬の量を決めるために問われた「5キロから3キロの間です」と、わたしの目分量で薬が決まった。
今朝ばあちゃんに。万が一送る痒みどめの薬で問題がおきても、善意の獣医さんに責任を言わないように。
愛犬の体重は何キロかとたずねたら「元気なときは5キロありました。いまはずいぶん軽くなりました」の返答を確認して「明日には宅配で薬が届きますから」と伝えた。途方にくれていたから、ばあちゃんの「ありがとう」の声が涙でつまった。
高齢だから奇跡はおこりようもない。せめて20日分の薬で楽になればよい。効けば今度は買って行く。

昨夜の録画。SONGS「竹内まりや」は期待どおりだった(深夜2時に再生した)
平成19年の4月。SONGS第一回目が竹内まりや。この一回目で歌ったのは一曲だけ「人生の扉」30分をついやして彼女がこの曲にたどりつくプロセスが伝わった。
大学時代から扉があき50歳代まで、女として、母として、さらに自立した女性として番組のとらえかたは、まさにデニムが使い込むほどに味わいがうまれる。それが理解できた構成になっていた。
平成17年。松たか子に提供した楽曲「みんなひとり」について、二人がこの曲についての想いを便箋で交わした映像もありよかった。
わたしも、若いころは考えもしなかった「寿命」を考えることが最近多くなり、なおさら人生の扉が愛おしく耳に残った。
明日の法事で家内は「たつの市」に里帰り。