西君嵐の日曜


朝6時半、鶏舎内で作業しているとき電話が鳴った。こんな時間の着信はよいことだった経験がない。きのう午後から早退して八幡様の祭りに行った西君のおかあさんからだった「昨夜、足が立たんようになり今朝はご飯も食べないで青白い顔で仕事に行きました。できたら帰らせてください」と。ようわからない内容だったのでにぎやかな鶏舎からでて聞きなおしたら、祭りで飲みすぎて二日酔いのようだった。
自転車を押して到着した彼の顔は青ざめていた「みんなにぶち飲まされて歩かれなくなり誰かに部屋まで連れて帰ってもらった。何度も部屋で吐きとうとう畳にビニールシートを敷かれました」そばに寄っても酒臭い。昼までに全部飲めと2リットルのお茶ボトルを出したら一気で半分も飲んだ。お昼に広島からの来客がありビールを用意していたのでお昼に「飲むか」と西君に言うたら首を横にふった。
祭りにみゆきちゃんもお金を持たせて2時間行かせたので様子を西君に聞いたら「うどんといなり寿司を食べて、お母さんがおいでと呼んで家でお昼ご飯を食べました」言葉が不自由なみゆきちゃんは断れずに大食いしたのだろう。西君がひとこと「もう食べている」と言えばよかった。
広島の鈴木さん家族が来てくださり嬉しい日曜になった。