お年寄りはつよい


木曜日の下関を走りおえた。祭日のため会社はお休み。あすの防府を配りおえて、きょう届けられなかった下関をもう一度走る。
弁天池のお水を20リットルいただき、夕方の美祢から農園への山道をこえる途中、軽四が離合で側溝に脱輪したのだろう、前輪を片方落としていた。通過するとき見たらおじいさんが溝にうずくまっていた。すぐ停めて現場に行った。
山からたくさん石を集めて、そのうえにジャッキを据えて前輪をあげていた。道の高さまであげて石をかませて出るようだった。わたしの車には牽引用ワイヤーがあるので「引っ張ろうか」と言うたら、溝から出てこられ頭を何度も下げられて、もう僅かで動くから一人でできます。と言われた。
わたしならば、自力で出すより人の手を借りるか業者に電話をするかだろうが、お年寄りはたくましいと感じた。