わたしは未熟者


月曜日。厚狭のスーパーに立ち寄り夕食の魚など買い物をした。2~3分走ったとき財布がないことに気がついた。レジで支払いしてからなくしている。とにかくスーパー駐車場までもどろうとUターンした。
気持ちは急ぐけれど、まえを走る車が遅い。そう感じたのかもわからない。運転している老人にまったく責任はないのに、わたしの気持ちは老人の運転ぶりに腹をたてていた。スーパー正面の駐車してはならない場所にとめてインフォメーションに走った。
わたしの財布はあった。免許証や現金も。わたしの落ち度なのに、とても身勝手な人間になっていた。月曜日の出来事を思い出すたびに未熟者のわたしを恥ずかしく思う。