神も仏もあるもんか


香山君(三田市)の案内で新六甲トンネルを通過したとき、眼下に火災の黒煙がたくさんのぼる神戸があった。その後、あの火災で倒壊した家屋の下敷きで生きておりながら焼死されたかたも多かったと知った。
あまりに残酷なできごとに憤り、先生とか教師とかよばれるおつきあいがあった宗教家数名に「神も仏もあるもんか」と手紙にして解決できないかなしみを届けた。一通だけ、しかも速達便で金光教早島教会の玉井先生から封書が届いた。
冒頭「神も仏も全知全能ではない」ではじまり、起きてくるあらゆる喜びや哀しみに神様は寄り添って、哀しいときは元気を出そうぞ。と一緒に歩んでくださる。という内容だった。
いま神様は被災地をつつみこみ、ここから立ち上がろうぞ。と祈っておられる。
1日、被災地の模様をラジオで聴きなんども涙がとまらなかった。