まぶしい人たち


小野田市の食べ処「海将」40歳ぐらいとお見受けする料理人(経営者)。水曜日に卵とお米のお届けはお昼ご飯どき。毎週おなじ姿勢でおなじ場所で仕込みをされている。先週もイカ、きょうもイカをおなじように調理されている。
わたしの「おなじ」という言葉に手をとめ顔をあげられた「ボクはおなじメニューをずっとつくり続けていますが、きのうより味がよくなるにはどうすればよいか。それに毎日挑戦です」以前「お客さまの来店が少ない理由を、雨や景気のせいにしたらボクの負けですから」ともつぶやいた。
宇部の居酒屋「飛寅」は3時まえの配達。若い料理人がいつも床を磨いている。半年まえはじめての子供を授かり、居酒屋閉店して、家計のため近くのコンビニで朝まで稼ぐ。一夜干しやみりん漬けなど小遣いで買った魚をたくさん失敗して、漁師のおばさんにも教えてもらい、いま上手にできます。と胸をはった。真剣に生きる姿は輝いている。