一隅を照らしたい


わくわくラジオの10時からを楽しみにしていた。きょうは大阪堺市の「安心堂」の橋本さんご夫妻が1時間登場の日。お目にかかったことはないけれど、以前はこの店の「豆富」を購入していた。奥さまが必ず絵と一筆を添えてくださった。屋号が大切なので「豆腐」ではなく「豆富」になり、大阪一のお店なりたいとは利益ではなくお客さまの満足度で一番。そのためには原価率をあげること。番組を聴きながら「なるほど・なるほど」とあの味に合点がいった。さらに豆乳に天然のニガリを入れる前に合掌して南無阿弥陀仏と唱えるのは、最高の豆富ができますようにという願いだそうだ「一隅を照らす生き方をしたい」と結ばれた。
新聞紙上やテレビで連日の偽装お詫びが報じられるとき、胸がスカッとする番組だった。わたしも6個でも10個でも配達効率を度外しして走ってきた。きょうも小野田市のおばあさんが「退院しましたから6個届けてください」と電話があった「おめでとうございましたね」とこたえることができたのは安心堂の後押しのおかげである。お客さまの満足こそが生産者の満足なのである。