宗旨がえ


浪花(下関の寿司割烹)の荒川さんが「中村文昭さんは立派な方です。著書は何冊が拝読しました」と言われた。荒川さんの読書量に驚いた。講演CDは松村御大に最初に聴いていただく手配をした。
電力不足による産業界への影響はおおきく、日本を維持するための原子力発電はいる。これまでわたしは思っていた。しかし福島や東北の人たちが「絶対要らない」の強い言葉をたくさん聴いて、被害当事者でないわたしの気持ちはかわった。
わたしの間違いは命と経済をてんびんにしたこと。価値観のちがいで海外に生産をうつす企業。それで雇用不安や経済が疲弊するのか。利権に群がる政治家や国際競争力という言葉の呪縛に操られてきた。
モノの価値観から心や命の価値観にいまこそ日本は舵をとらねば。