カンカン部隊


わたしが小さいころは宇部線でも見かけたが、仙崎漁港からの美祢線は、市場で仕入れた魚をブリキ箱に入れ、大風呂敷で包んで背負い風呂敷の結び目はあごの下。大勢のばあちゃん集団を「カンカン部隊」と呼んでいた。秋芳洞近くで風呂敷のばあちゃんが小雨のなか休憩していた。70歳をこえて足が悪くなった。カンカンは二人になった。
土曜日は仙崎から家族の車で秋吉にくる。お得意先がまっちょるけーやめられん。栄作さんのお母さんが昔、美祢線で売れ残りのカンカンを担いだばあちゃんをみて「残りもの、全部買うよ」ということがあった。ひたすら働く姿には感動がある。
周南市から帰り道、あまりに腰が疲れているので秋穂荘の風呂に立ち寄った。湯船に長々つかりリフレッシュになった。母の入れ歯具合が悪い。小野の歯科医を訪ね相談した結果、入れ歯安定剤でよかろうと買わせていただいた。
家内が自宅に戻る途中、母に使い方など教えに行ってくれる。きょうは犬たち今年最後のフィラリア予防薬を買った。金額ではなく、もう薬はやめようと老犬の一錠は買わなかった。