西君1年祭


週刊ブックレビューで中江有里さん書評(書名?)で…裸でうまれた人が幸せ、不幸せを感じるのは、幸せを体験したから不幸せを感じる。というようなコメントだった。
内蒙古自治区を旅したとき、貧困の現場をみた。しかし不幸そうな表情は意外になかった。子供に菓子を与えたら同行のガイドから「あなたは、子供がこれから味わうことができない味を教えた」とたしなめられた。たまにお金や時間があった昔を思うわたしも同じだと思った。
西君1年祭がきょう仕えられ正志が農園を代表した。きのう夕方、家内もわたしも花を買っていた。ふたりで墓前に参った。日曜日、配達に山口市に出るわたしに400円預け「弁当をお願いします」と西君はよく頼んだ。いつもカップ麺などを足すのでその金額は足らなかったことは知らない。思い出のなかで西君は笑顔で生きている。