チョッキリ


生をうけた瞬間から死にむかい、必ず命はなくなる。自分に不都合なことは想定外とするが、生きたら死ぬことは真実。そのなかで長寿を全うし、治療に介護も受け入れ、わたしに悔いのひとつものこさずに往った愛犬。別れは祝うほどのことだと眠れぬ昨夜腑に落ちた。
水曜日は気持ちを元気にスタートした。集金さきで釣り銭が要らないように頂戴して「チョッキリありがとうございます」と方言で言ってみた。おばあさんは「懐かしい言葉を聞かせてくれてアリガト」と方言で返され気持ちがほっこりした。この調子で元気になれそう。