はなちゃん1ヶ月


患いはじめて1年半。最初の腹水は昨年6月。獣医師はうつ手はないから安楽死を提案した。わたしがその日を決めることはできないから約8ヶ月苦楽をともにした。脱毛・出血・化膿に床擦れ。最後は排泄までやり、餌は豚・牛・鶏・鹿・猪・あらゆる魚の刺身。卵に野菜。朝は3時におきないと世話ができなかった。
きょうで1ヶ月。夕方線香を手向けて「はなちゃん。忘れたときはないから…」と手を合わせた。夜中にわたしの枕を半分つかっていた。毎晩その気配を感じる。まだ3時に目がさめる。夕方、橋を渡るとき一目散に走ってむかえてくれたシーンを毎日思い出す。悲しみに暮れているのではなく、思い出のなかではなちゃんは生きている。すばらしい仲間だった。