山口市民会館。午後から開催「櫻井よしこ先生・日本の進路と誇りある国づくり」講演会を楽しみに午前の仕事を頑張ったが、湯田温泉１時間は無理だった。
開場してまもなく満席になった。９０分の講演は期待した以上の内容で気をゆるめることなく拝聴した。
特に尖閣諸島における中国との問題は、漁業や資源かと思っていたが、それ以上に中国が獲得したいのは海溝・深海が中国の対アメリカ戦略には必要。中国もアメリカも核弾頭ミサイルを地上配備しているが、仮に核戦争がおきたとき地上配備のミサイルを発射したあと、二次攻撃は潜水艦から発射する核弾頭ミサイル。アメリカはすでに世界中の深海に原子力潜水艦を潜ませているが、中国領海内に深海はない。だからフィリピンや尖閣諸島の海が必要という理由を丁寧に話しをされた。櫻井先生の視点・論点は的を得てきびしいが語り口はソフトで、それが説得力を増す。先生の年齢を公表された。けれどもわたしにはそれより２０歳は若くお見受けした。
あの極東軍事裁判では話題にもあがらなかった、いま中国が言う南京大虐殺も、櫻井先生の言葉で聴きたい気持ちがのこった。
戦後、アメリカの手による即席の日本国憲法を、日本人の手で改正しなければならない。そう思った。