落とし物

下関向け、雨の早朝のセルフ ガソリンスタンドに立ち寄った。給油はわたし一人。トイレを済ませようと店内に入ったが店員は見あたらない。店の奥のトイレで用を足しながらドアの開いた「大」を見たら棚に黒の長財布があった。
開けたらカード類と万札が分厚く見えた。紛失した人は財布に気がついたときがく然とされるだろう。人気のない事務所の机に置いて、紙切れに「トイレにあった」と書いておいた。

夕方「よしの」で財布を話題にしたら、コンビニのトイレで同じことがあった。
これをポケットに入れたら監視カメラで特定されるにちがいないと思いレジに「落とし物」と置いて出た。

わたしは30年ぐらいまえ、朝の散歩で封をした月給袋を拾い交番に届けた。その夜、落とした夫婦がお礼にビールを持ってきた。主人「落とした」と言うても家内は信用しなかった。身の潔白が証明できて嬉しいと語った。

きのうラジオに百田さんが1時間出た。今週末から上映の「永遠の0」試写を5回観て、5回号泣したらしい。とかく映画は原作をこえることはない。と言われるなかで、作者が号泣するほどの作品に仕上がっている。
大東亜戦争。真珠湾にはじまり特攻隊まで、常に0式戦闘機が飛び、連合国が0式戦闘機の性能を上回る戦闘機を開発して負けた。
大東亜戦争は0式戦闘機なしでは語れない。百田節がよかった。
この映画は必ず観に行く。