長い日だった

吉部八幡宮から上の山々は雪化粧の朝をむかえた。
先日「卵を配達していただけるか」と丁寧な問い合わせのお電話をいただいた。配達ルートからそれほど離れていないのでお宅をさがしてお届けした。どちらで農園を紹介されたかを尋ねた。あるレストラン。そのシェフが働いていたレストランに納品しており、シェフがお店を新築して独立された「続いてこの店にも届けてください」ということで長くお引き立ていただいたが、数年まえ「しばらく止めてください」の電話でご縁がとぎれていた。
配達を申し出られた方は、そのレストランを利用されたとき「よい卵を知りませんか」とシェフに尋ねたところ、わたしの携帯電話の番号を教えられた。
近くを走るときがあるからお礼に立ち寄らねばならない。
水曜日の配達がほぼ終わりの団地のお宅。ミラーで左の側溝を見ながらギリギリ左に車を停めた。あまりに上手に溝のそばに停めたので気分がよかった。
納品してお金を頂戴して車に乗り込んでセルを回したがエンジンがかからない。
下関トヨタの江口店長に症状を連絡して数分後、最寄りの小野田トヨタ店からレスキューが到着して走り出すまで、停車した時間は1時間。バッテリー交換だった。左端に停めたのでほかの車の通行の支障にならなかった。迅速な対応に感謝。お客さまも玄関にあたたかいコーヒーとお菓子を用意してくださり嬉しかった。
農園にもどり、美祢市の病院に行きインフルエンザ予防接種を済ませた。山越え道沿い農家の屋根には今朝の雪が残っていた。
山田まりやが「はながみ」を連発した。テーマが維新だったから、やっぱり「花神(かしん)」の間違い。でも彼女の失敗はかわいい。